2019年11月1日金曜日

自由自殺

自らの意思でなしたことこれまで幾らあるだろうと考える。秋の昼下がり外では女子高生の笑い声、自転車のブレーキの甲高い音が聞こえる。

自らの意思で成したと言えるのは自殺くらいのものじゃないかと思う。何も成したことのない人間はこう思った。
振り返るから自分の意思がそこにあったのか、なかったのかわかってしまう。
ただ自殺にはそれがない。死んだら何も残らない。人は自殺しない限りは病気老衰で死ぬ。つまり不健康で死んでいくんだ。

自殺をする人間は不健康だろうか、心は健康ではないのだろうか。朗らかに死んでいくことはできないのだろうか。
朗らかに死にたい。あまり思い残すことももうないような気がしている。
誰かを悲しませることもないという一点において自分にはほとんど人見知りの人間がいなくてよかったと思う。
自由なんだと思いたい。

2019年8月6日火曜日

父親に宛てる文章

貴方は自らが諸悪の根源であることを理解しているだろうか。私が今までどれだけ苦しい思いをしてきたのか理解しているのだろうか。そして、貴方の行動がどれだけ独りよがりで自己中心的で一方的で、義務的なのかということを理解しているだろうか。

貴方は何も理解してはいない。そのことを示す明確な証拠は私が貴方に対して、これだけの憎しみを込めて書いていることからも推測できるだろうが、幾多ある証拠の中でも「母親が不倫していること」は最たるものだろう。

まず、貴方はおそらくこの事実を初めて知り、驚愕していることだろう。そして、その驚愕は今までどれだけ自分が独りよがりで自己中心的で、他者のことを思い遣っていないことを示すものであるのだから、その驚愕を覚えておくといい。

母親は2014年5月19 日に「祖父が入院することになったため、会いに行く」という名目の下、北九州空港にて不倫相手と待ち合わせをし、おそらく九州で二泊三日を過ごした。おそらくはセックスもしたことだろう。見ず知らずの人間の陰茎を長年使う機会のなかった膣に出し入れしたことだろう。(確固たる証拠はない)

私は貴方も母親も大嫌いである。しかし、私に母親をここまで嫌いにさせたのは貴方だ。貴方は家族よりも、自らを優先して会社を辞めたにも関わらず、自分勝手な貴方は我が物顔で不平不満を平気に口にし、家庭に退廃的な環境をもたらした。具体的には貴方が会社を自分勝手に辞めてから、母親は酒、煙草、ネット、不倫相手に依存するようになってしまったし、弟も金銭的な面を極度に気にするようになり、勉強して良い大学に入っても楽しくないだろうこと、今が楽しければそれで良いことを、「金銭的な面」を名目に、未来に希望を持てなくなってしまうような考え方をしてしまうようになってしまった。

貴方の存在は害悪だ。私は幾度となく、貴方の言葉、行動に苦しめられた。貴方はほとんど覚えていないだろうが、私は全て覚えている。

野球で好きな球団が負けたときに機嫌が悪くなり、私に八つ当たりしたこと

母親を大切にしなさいと説きながら自らは母親から金銭的な援助を受けているにもかかわらず、食事に対して極度にうるさいこと

私が過呼吸になるまでに精神的に追い詰めたこと

私の反抗期を一切、許容せず、私の態度が悪いと酒を投げ飛ばしたり、行動にいちいち大きな音を立てたり、運転を荒くしたりしたこと

教育は貴方が好き勝手で私を生んだことに対する責任であるにもかかわらず、俺の金でお前を大学に行かせてやっているんだと言い、私に一つの反論も許さず、話し合おうとしなかったこと

酒を飲むたびに態度を大きくし、気を遣わなければ簡単に気を損ねること

貴方は矮小で醜く稚拙な存在だ。普段、歩くときにかかとを擦って音を立てること、ドアを開け閉めするときに大きな音を立てること、必要以上にせき込んだり、口の中で吸い付くような気持ちの悪い音を立てたりすること、これらは全て貴方の器量が狭く、その狭さを隠すために習慣付いたものだ。

私はこの文章を書き、貴方に送ることで私はただ傷つけたいのだ。私は散々殴られてきた。今まで一度の反撃も許されず、私は自傷し、やり場のない怒り、憎しみを思考に昇華するしかなかったのだ。私は改善を一切望まない。もう私に関わらないでほしい。貴方はこれまで私に「お前のことが好き」「お前のことが大切」ということを言ってきた。しかし、本当にそう思っていたら、わざわざ口に出すだろうか。決まって貴方は私を叱りつけた後に言っていた。貴方は自分自身に言い聞かせていたのだ。自分の行動を正当化できるものだと自らに言い聞かせていたのだ。なぜなら、貴方は貴方が思う家庭の理想像に酔っており、目の前にある私が傷つけている現実から目をそらしたかったからだ。不意に私に今までのことを謝ることがあるが、そんなことで許されるはずもなく、その程度で許されようと思う態度に私は心底腹が立つ。

私は子供のころからあなたに対する評価は転々としていた。良いと思うときもあったが悪いと思うこともあり、常に不安定だったのだ。今振り返れば、それはかりそめの貴方の理想像に酔った表面上の愛情でしかなく、深い信頼を築くことができなかったからだろう。

私はほかの場所に生まれていたらどれだけよかっただろう、そう弟とも語り合ったこともある。それだけ私、弟にとって貴方は害悪であったし、劣悪な環境だった。

貴方は惨めだ。小さな画面で一日中ゲームをし、エロ動画を見て、ときにパソコンで麻雀を見る。50歳にもなる人間が平日にこのようなことを飽きもせずにずっとしているのだ。貴方は会社を辞めたとき、こんな未来を想像していたのだろうか。貴方は矮小なくせに、自らに過度な誇りを持ち、何でもできると思っている。身の程を知る機会が今までたくさんあったはずだが、お得意の理想論で現実を見ずに済んだのだろう。その裏で一体どれだけの人間が苦しんだのかわかっていない貴方を私は憎む。

私が八月二日に母親に対して「そのパンが腐ってないか」と確認したとき、貴方は怒った。貴方が怒ったのはいつものように飲酒した後であり、酒癖が悪いからこそ、些細なことで私につっかかったものだと推測する。私はこの確認をとる行為が一つも悪いとは思っていない。なぜなら母親はパソコンを触っているにもかかわらず、手を清潔にしないまま野菜を扱っており、衛生面に疎いと考えたからである。私の聞き方が悪かったとしても、私は先ほども述べたように、不倫している人間に敬意を表するだけの器量を持ち合わせていないため、失礼にならざるを得ず、それは仕方ないことだと考えている。(不倫という不貞行為をしておきながら母親が私に後ろめたい気持ちを持たずに敬意を要求することは考えられず、私は軽蔑するべきでもある。)貴方は「母親は動物ではない。俺も狼ではない」と言っていたが、あながち間違っておらず、両者とも軽蔑していて動物であると思っている。

そして、その争いの際、貴方は涙を浮かべていたが、私がものわからず屋だととらえているとしたら大間違いだ。そして、私の予想通りに貴方は話の最後に「お前もいさも大切だから」と言っていた。この言葉の意味するところは、貴方はやはり自分が一方的に考える理想の家族像に酔っているということであり、それを押し付けられる私は虫唾が走る。いつも、話がずれにずれ、自ら言いたいことだけを言うために話の収拾がつかなくなり、こうなるのである。それだけに貴方は自分勝手で私が意見することは何も認められていないのである。

また、貴方は言い争いのときに、「母親に対して俺が言うのとお前が言うのとでは受け取り方が違う」と言い、自らは母親を何ら傷つけていないと堂々と主張していたが、貴方がいない間に母親は私に対して父親に対する今までの不満をぶつけてくれたし、また酒を飲まないとやっていられないほどに貴方がいると圧迫感があり、嫌だったと話している。何よりも母親が不倫しているということは明白な事実だろう。

2019年5月27日月曜日

全ての自信をなくしている。
自身をなくすような、何かを僕は持っていたのだろうか。

こういうとき、僕は喫茶店で無為な時間をひたすらに過ごす。不規則なピアノ音とトラックの走る工業的な音が混じり合う。
舌に残る珈琲の酸味が気持ち悪い。